今更クアラルンプール観光シリーズが続きます。
今日は中華系の人たちに人気のお寺、天后宮について。
起源について
天后宮は1981年に建設が始まり、1989年に一般公開された比較的新しいお寺で、マレーシアの海南系コミュニティが建てたものの様です。
まだ建てられて40年も経っていないということで新しめの寺院ですね。

何を祀っているのか
ここでメインで祀られているのは天后さまです。
天后を祀っているので天后宮。
天后とは「天の皇后」という意味の称号。天の世界で最高位の女神、という感じですね。

モデルとなったのは福建省の湄洲島に実在したとされる林黙娘という女性。海難から人を救った伝説から航海の守り神として信仰されるようになったとのこと。
普段は媽祖(媽=母、祖=先祖。「おかあさま」くらいのニュアンス)と呼ばれ祀られている様です。
改まった場面では天后さま。
つまり林黙娘という女性が→死んで媽祖として崇められるようになり→天后に昇格した という感じ。
台湾で特に盛ん
ちなみに媽祖は台湾で特に信仰が盛んだそう。
大甲媽祖遶境進香という、9日間かけて約340kmを歩く行事は、バチカンのクリスマスミサ、メッカ巡礼と並んで世界三大宗教行事と言われているそうです。
天后さま以外にも祀られている
中で写真を撮りませんでしたが他にも祀られているものがありました。
観音菩薩
仏教の菩薩で、慈悲の象徴です。日本の観音様と同じ存在ですね。
水尾聖娘(すいびせいじょう)
海南島で特に信仰されている女神で、こちらも海の守り神です。中国全土で知られる媽祖(天后)と比べると、海南の人たちの地元色が強い神様です。
まとめ
3体以外にも、建物の外には干支の置物があったり、縁結びの神様・月下老人もあったり。
それもあってか結婚式もよく執り行われるのだそう。
航海や旅の安全のみならず、家内安全・健康、商売繁盛、縁結び・子宝なども祈られている様です。
海の守り神のみならず色々お願いしたい、民間信仰の寺院です。
