ライオンダンスと獅子舞

中華系が25%を占めるマレーシアでは旧正月(春節)も盛大にお祝いします。今年の旧正月は1月29日。1/28(火)〜2/4(火)までの1週間がお休みになる様です。うちの子供達の学校も1/29(水)~2/2(日)までがミッドタームブレイクです。中華系の学校だったらもうちょっと長いのかも。1/11にマレーシアに戻りましたが、ショッピングモールでは赤や金色のランタンで吹き抜けが装飾されたり、アーチが作られたりしていました。

今日は1月23日。正月までまだ数日あるど平日ですが、ライオンダンスを行っていました。ライオンの中には2人のダンサーが入り、1人が頭をもう1人が体や尻尾を操っていたのですが、高いポールの上でアクロバティックな動きで観客を盛り上げていました。息がぴったりですごい。


演目の途中で口から黄色い玉みたいなものを発射し始めたのですが、これの正体はみかん。みかんは「幸運」や「富」を象徴している様で、受け取ると金運がアップするとか。あとは触ると運気アップということで演目を終えた獅子舞が客席を回り、みなさん触りに行っていました。

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日本の獅子舞との違い

一方で日本にも同じ様な文化として獅子舞がありますが、中国のライオンダンスとは少し違いますね。まず一番の違いは、日本の獅子舞は「噛む」ことかなと思います。目的も違って、日本の獅子舞では観客(特に子ども)の頭を噛むことによって厄払いや無病息災を願います。噛むという行為には邪気を吸い取ってくれるという意味もあるそうです。また神道的な儀式や神社の行事として行われるので、より神聖なものという位置づけですね。「ダンス」ではなく「舞」ですし、触れることもあまり許されていない様に思います。

赤や金、きらびやかな旧正月と、おごそかで神聖な日本の正月、って感じで顕著な違い感じられて面白かったです。まあどっちが良いとかではないんですが。

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